2019年12月、かみやみか主催の
第2回企画展示会を開催しました。

今回も素敵な出来事がたくさん
ありましたのでシェアしようと思います。

展示会テーマを決める

12月の開催ということと
「絵」であることと『冬』をイメージした作品を募集

冬の雪と冷たいけど柔らかい空気と
雪の結晶の舞い散る様子をイメージ

「ふわふわ」「ひらひら」「ふわっ」
「きらきら」「凛」「深」「真」「白」

イメージを言葉にするのは苦手だから
誰か考えてくれないかな、とか思いながら
悩むこと数日。

『ふわりひとひら冬 展』

に決定しました。
タイトル決めって難しい
語彙を増やさなければ・・・

稀に見る豪雨災害に動揺

そもそも
「友人知人とやれよ」って思うのでしょうが

残念ながら私の知人の中に絵を描いていて
展示してまで見てほしい
展示して販売したい
という人がいないのです。

いや、いたとしても
そういう方たちは既に自力で動いて
個展開催したりしてます。

展示をやってみたくても
どうすればいいのか分からず
最初の1歩が踏み出せない人

県外でも展示やってみたいけど
いまいち状況が分からないから
ちょっとだけ出してみて
様子を見てみよう・・・・・

そんな方たちこそ参加してほしい。


・・・と
募集をかけてみたはいいけれど
この当時は各地で豪雨被害が頻発

皆、大変な状況かもしれないのに
のんきに展示募集とかやっても良いものか?

しかも他の作家さんの住んでる地域って
ほとんどの方が被害が大きい地域では・・・・・?

自分の時は・・・地震の後
室内はめちゃくちゃになったけど
他に大きな被害はなかったし
親族の家に一時避難して落ち着く場所は
確保できていたけれど

なにより娘のメンタルの方が心配で
それ以外のことを考える余裕は無かった。

2週間後ぐらいに仕事を再開して
画家活動をちゃんとやろうと思ったのも
絵を描き始めたのもその後だ。

私なら「それどころじゃない」
即断するだろう。

何も気にせず図々しく、押せ押せの性格だったら
こんな時はきっと楽に突破できるのだろうに
ただ単にビビりなのかほぼ声がけできず(泣)

意を決して連絡し、OKくださったのは
「次の展示には是非!」と
言ってくださっていた方お一人

また、ご一緒したかった方だったので
本当に嬉しかった!

1回目の展示会開催が功を奏す

最悪、参加者が集まらなかった場合に備えて
個展が出来る作品数は手元にあるものの

やっぱり来てくださる方には
色んな作家の作品を見て
1粒で数度美味しい「お得感」を感じてほしいし
自分のお気に入り作家を見付けて
もう1つ2つ、人より多めの楽しみを得てほしいし

作家側も新規開拓して次のステップの
足掛かりにもなる。

なにより私もあらゆる面で勉強になるし
楽しい。



で、功を奏した理由ですが
前回、初の企画展示会をやった際に

「私も参加したいので次の展示の際は連絡ください」
と言ってくださった方が数名いらしたのです


人生初の展示会に今回の企画展を
選んでいただけたということは

前回の展示の様子を見て
安心と信頼を少しでも感じてもらえて
大丈夫と納得していただけたのかなと

あの時
思い切ってやってみてよかったなと
改めて思ったのでした。

『ふわりひとひら冬 展』無事に開催

そんなこんなで人が集まるのか
少々不安ではありましたが

結果的には私を含め4名での展示となりました。

こんな感じ ↓

かみやみか
冬眠中
片岡サダオ
菅野志保

【展示風景動画】 ↓↓





案内状(DM)はこんな感じ ↓

なんと、まだ展示期間前だというのに
作品画像を見て「この作品を購入したい!」
というお問い合わせもあり

「この作品を見に来ました」という声もいただき
実際にそのまま販売成立につながることもあるので
作品画像を載せておくのも大事だなと
再確認することもできました。

少人数展示、作家側の利点

募集の際、作家1人に割り当てている
スペースと料金があらかじめ決めてあり

その範囲内に収まるなら
作品、グッズを何点でも展示することが
出来るのですが

今回のように予定人数が集まらない場合
追加料金なしで展示スペースが広がり
それに伴い、より多くの作品を
展示することができ
(過去作品の展示も可能)

自分の作品限定の人気投票や
アンケートや購入者限定プレゼントを
実施してみたりと

少人数のおかげか

主催者側の私も今回は割と余裕があり
作家個人の要望にも応えやすく
協力もしやすかったかなと思います。

地元で活動する画家さんが続々とやって来た

開催場所が額縁屋さんの2階
ということもあり

額縁を求めてやってきた方々を
オーナーやスタッフさんが展示会場に
誘導してくださるお蔭で

想定している以上の方に
作品を見に来ていただけて本当に有り難い。

偶然、最初の展示を見て
その後も毎回
展示会を開催するたびに来てくださる
地元でも海外でも個展をされる画家さんや

国内各地のギャラリーで
個展を開催されている方

地元でギャラリーを持っていて
作家活動もされている方

ギャラリー経営をされている方

私と同じように
割と最近、画家活動を始めた方

一般のお客様に混じって
「こんなに画家さん居るのね」
ってほど、多くの画家さんにお会いできました。

個人で活動されている方は
男性が多め、女性は少ないなという印象。

そんな中、貴重な女性作家さんにも数名ですが
お会いできたので

いつか、ご一緒出来たら良いなと思います。

「一緒に展示会やりましょう!」

この展示期間の際に
新たな展開がありました。

最初の展示から見に来てくださる
ある紳士

私と同じように
月や星を描いているということで
意気投合し

後日、作品の実物を見せていただき
今年の11月に一緒に
展示することになりました。

初展示だそうです。

(まだ詳細は決まっていませんが
現在、準備中)

相乗効果・・・!?開催場所の額縁屋さんにもメリットが

展示、といえば
「作品を完成させ、見栄えよく額装」
が基本だと思いますが

最近の若い方の多くは
気軽に部屋に飾りやすいという理由で
額装を好まずキャンバスのまま
購入することが増えていると聞きます。

それを踏まえて試しに
複製画ひとつと
サムホールサイズの作品数点を
額装しないまま100均の小さなイーゼルに
乗せて展示してみました。

小さな作品で価格も手頃
ということもありますが

アクリル絵具で描かれているため
そのまま飾っても
色落ちすることもはがれることもない

しかも壁掛けの作品と違い
その日に持ち帰りが出来るということで
購入してくださる方が多い!

やはり、額装しない方が
気持ちとしては購入しやすいのだろうか?

と思ったのですが・・・・・


ご存知の通り
ここの1階は額縁屋さんです。

階段で下に降りるまでにも額縁のサンプルが
たくさん飾られているためか
やはり額装したくなるのか

絵に合わせて額をあつらえる方も
いらっしゃるようで・・・・・


興味深いなぁと思いつつ

額装せずに展示しておくと
予算に合わせて好みの額を選ぶ
楽しみにもなり

ものによっては
キャンバスのままでも良いのかな?

今後も続けてみようかなと思いました。

スピリチュアルなお客様と貴重な体験

展示期間ももうそろそろ終了だわ

というある日
柔らかくて上品な雰囲気の女性が2人
会場へいらっしゃいました。

展示している絵を見ながら
少し会話を交わす中

女性が何かに気が付きました。

「あの、ちょっと・・・・・
このお部屋を浄化していいかしら?
あの絵が気になって・・・・・



・・・・・あの絵・・・・・?

ああ~
・・・あの絵かぁ・・・・・(^^;


それは、ある有名な画家さんの人物画でした。


実は会場の奥にある部屋は
ここの額縁屋さんの倉庫兼展示室になっていて

世界中の有名画家たちの複製画があり
(絵画レンタルもやっているため)
額縁と共にたくさん並べてあり

扉が無いので隣のお部屋がちらっと見える
そこからちょうどその絵が覗いていたのです。


確かに
他の絵と比べて目力が異様に強くて威圧感があるし

見る人によってはちょっと怖いかも・・・・・

とは思っていたけど
見える位置に自分が行かなければ良いだけ
だったのでさほど気にせずにいたのですが

気になる人には、気になるようだ。

他のお客様が来場する様子もなかったので
絵をさらに奥の見えない場所へ移動させ
浄化開始。

浄化に使用した道具は
「シンギング・リン」  ↓

YouTubeで音だけ垂れ流すことはあったので
その存在は知っていましたが
実物見るのは初めてでちょっと興味津々。


「シンギングボウル」
はもしかしたら
ご存知の方もいるかもしれませんが

簡単に説明すると
チベット密教やネパール仏教などで
場の浄化や自身の精神や体調を整えたり

瞑想などで使用したりする
神聖な法具のひとつです。

「シンギング・リン」は
シンギングボウルと日本仏教で使用する
「おリン」(仏壇にある叩いてチーンと鳴らすアレ)
が合わさった新種の音響楽器ということです。


彼女はシンギング・リンを鳴らしながら
しばらく会場を歩き回り
場の浄化が終了

私も、興味いっぱいでその状況を
眺めておりましたが

実物を見るのは初めて、ということで
お願いして触らせていただきました。

ついでに手に持って
音も鳴らさせてもらったのですが
これが凄い!!

奇麗な「リーーーーーーーーーン」
という音と共に
自分の体の水分がビリビリ震えて
まるで共鳴しているかのよう!!

自分が音叉になった気分になり
ものすごく気持ちよかったです。

これは、もしかしたら
浄化されたのは私かもしれませんが

とても面白い貴重な体験となりました。

楽しかったです・・・。

作家が在廊することは超大事

結論から申しますと
私も含めて

各作家が在廊していた日に限り
作品・グッズは売れている


ということです。


作品をただ展示して
お披露目するだけでは
不思議なことに、どんなに素敵な作品でも
無名の作家、画家の作品は
簡単には購入してもらえないのです。

実際に会話を交わし
作家自身の人となりを知ってもらい

「この人の作品なら・・・・・!!」

と、思っていただけなければ!!


今回、私個人としては
いろいろな幸運も重なり
少しですが、祝!!黒字!!

だったことをお知らせします。
ありがとうーーーーー!!! (ノД`)・゜・。

「絵が売れて嬉しい!」けれど「絵を描く時間が無い!」というジレンマ

これから展示会主催をやってみたい
と言う方に向けて

実際に主催をやってみた
私からの注意事項をお知らせします。


少なくとも・・・!!
少なくとも展示前の2~3カ月と
展示終了後、2週間ほどは

自分の作品制作に集中することが
出来ません。

直近で他の展示参加予定がある場合は
注意が必要です。


募集要項を作り、募集を開始し
参加希望者への連絡事項のやりとり
案内状(DM)の製作、配布

展示終了後は
参加者全員の集計、売上金の振り込み
梱包、配送・郵送の手配

来場者の確認、お礼状の作成、等々


正直なところ
この作業は大変だけど
私はけっこう楽しいのです。

ですが、多くても年2回開催ほどに
しておいた方が良いなと思いました。

自分が絵を描くための時間
無くなります。

展示もお客様との会話も
作品やグッズが売れることも
もの凄く嬉しいし、楽しい。

ですが、当然のことながら大変です。


最初は、「年4回やるぞ!!」
と思っていましたが甘かった・・・・・

企画展開催もやりたいが
自分の個展もやりたいし
他の展示にも参加したい

さてどうしようか
・・・・・思案中です。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました^^