「初心者」タグアーカイブ

初めての展示とペイントツールで無理やりキャプションを作った話

初めての展示とペイントツールで無理やりキャプションを作った話

レンタルギャラリーで初展示会開催!

今回は、私が初めて貸しギャラリーで
絵の展示をした時のお話です。

2018年6月に実際に展示をするわけですが
「展示」なんて人生初めてのこと。

『展示のやり方』『個展のやり方』
等で検索をかけ調べてはみたものの

分からない部分も多く
これはもう展示経験者に聞いてみよう!

ということで数年ぶりに従姉妹に連絡してみました。

彼女は、幼い頃から絵が上手く
ここ数年のうちに何度か展示をした経験がある
というのを思い出したのです。

が、主催したというわけではなく
「趣味で描いているだけなので絵は売らない」
という人なので
協力を引き受けてくれるかは分からなかったのですが
恐る恐る聞いてみたついでに

「二人展やらない?」

と言ってみたところ、なんと!!
快諾してくれましたー\(^o^)/

ああ、安心感。
経験者がいるというだけでなんて心強いのだろう。

とにかく展示における一連の手順は
憶えておきたかったので

宣伝も集客も私が全部引き受けることにして
必要なアドバイスをその都度もらい
彼女には自分の展示の準備に専念してもらうことになりました。

キャプションを作ってみよう

で、一番分からなかったのが
展示された絵の下にある「作品名と作家名」等々
が書いてある『キャプション』の作り方。

『キャプションの作り方』と検索すると
使えそうなのが一件ヒットするも

どうやら私のパソコンには無いアプリで
作成するという内容。

わざわざダウンロードするのも面倒だわ、と
思ったのでWindowsの
ペイントアプリで代用することにしました。

左上の「ファイル」から「新規」で開き
「表示」から「ルーラー」と「グリッド線」に
チェックを入れ

A4サイズで印刷したときにサンプルで貰った
「キャプション」と近いサイズになるように
印刷したときにどうなるかを想像しながら

だいたいこの辺りかな?と思うところに
図形の「直線」で線を引き、いらない部分を消し

作品名と作家名、金額などを記入する際の
境界線を真ん中より少し上に引き、完成。

こんな感じ ↓↓↓

この状態でコピーを保存しておけば
また次に使えるのでこのまま保存。

次のキャプション作成の時には
「上書き保存」ではなく「名前を付けて保存」にすると
延々と使えるので便利。

で、これに「作品名」などを記入するのですが
「テキスト(A)」から
好みのフォントとサイズを選び
バランスを見ながら書き込んでいきます。

 
私の場合は
「作品名・作家名・制作年月・画材」
を書き込みました。

金額は、当時はどういう基準で決めればよいのか
分からなかったので

小さい作品の金額だけ決めておいて
あとは当日、展示してみてから

自分だったらいくらぐらいなら買うかなぁ?

なんて考えながらマジックで
金額を書き込みました。

絵画の相場がだいたい号単価20,000円ほどで
若手だと15,000円ほど、というのは知っていたので

私のは3分の1ぐらいかなぁ、なんて思って
決めていました。

で、文字を入れたものがこちらです。
      ↓↓↓

厚手の光沢コピー用紙A4サイズに印刷した後
100均の『糊付きペーパーボード』に貼り付け
線に合わせてカッターでカットしました。

      ↓↓↓

ちょっと歪んでるけど自己流で作ったにしては
まぁまぁの出来では・・・♪

私は、厚手のボードを買ってしまい
ちょっと失敗したな、と思ったのは
ものすごくカットしづらいということでした。

もう少し、薄いボードにすれば
良かったかな。

搬入当日は、スタッフの方が手伝ってくださり
4時間近くかけて、なんとか完成。

ホントは搬入は2時間で済ませなければ
ならなかったのですが・・・。

案内ハガキも忘れずに

案内ハガキを作成するために従姉妹に
数枚画像を送ってもらっていたので
コラージュアプリで自分のと合わせ文字入れし

印刷業者にデータを送り
300枚ほどコピーしてもらいました。

案内ハガキはギャラリーに少し置かせてもらい
後は近所の人、知人、職場の人 
ちょっと会話が弾んだ知らない人に
ちょこちょこ配って50枚ほど残ったのを
憶えています。

配り切りたかったです。

ギャラリーさんが
地元の新聞に展示告知記事をだして
くださったこともあり

スタッフさんにも
「毎日毎日、人が多い」

と言われるほど、大盛況で
本当に有り難かったです。

実際に展示してみた結果は?

実際に展示してみて分かったことは
近所の人たちが思いのほか
喜んでくれるということです。

「絵描いてたなんて知らなかった!
画家さんだったのね」

「こんな展示会、初めて!」

「次やるときも、絶対呼んで!」

展示が終わって半年ほどたってから

「展示、次はいつやるの?」

特に年配の方などは
「私が生きているうちにやってね!」などなど

こちらが戸惑うほどに声をかけてくださるのです。

有難いことに数点の依頼もいただき
私がちょっと行動を起こしたことで

こんなにも喜んでいただけるのだな、と
感謝の気持ちでいっぱいです。

また次の展示会も見ていただけるよう
努めてまいりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

読んでいただきありがとうございました。

アクリル絵具の特徴と使い方、基本編

アクリル絵具の特徴と使い方、基本編

 

こんにちは!
アクリル絵具で月夜の夢を描く
かみやみか です。

今回は、私が実際に
メインとして使っている画材
『アクリル絵の具』についてご紹介します。

アクリル絵具とは?

「顔料」という色の粉と「アクリル樹脂」
を混ぜた絵具のことを言います。

チューブから出してすぐだと水に溶けるのに
乾くと耐水性になり一度乾くと
水をかけてもこすっても落ちない!
というほかの画材には無い特徴があります。

アクリル絵具は万能画材!!

紙だけでなく、石、木、陶器、ガラス、
プラスチックなど他の画材では
描けないものにも描くことが出来る
絵具であり

チューブから出して水に溶かずに
そのまま使うと厚く盛り上げることで
油絵のような表現をすることも可能で
多めの水で溶いて使うと水彩画のような
表現もできます。

さらにアクリル樹脂は伸縮性に
優れているため、布に描いても
はがれにくいという特徴もあります。

なんにでも描けてしまう
まさに万能といえる画材です。

アクリル絵具は乾燥が早く、乾くと耐水性になる

水彩絵具や油絵具と違い
乾くのが早いという特徴があります。

そのため乾いた後
絵の上にうっかり水をこぼしても
せっかく描いた絵が崩れることが無いため
優雅に紅茶を飲みながら描いても安心です。
(紅茶に筆をつけるという失敗には気を付けて!!)

乾くと耐水性になるため違う色を
何度でも塗り重ねることが出来ます。

つまり、失敗しても
どんどん塗り重ねることができ
修正が簡単だということですね。
(失敗を恐れるなかれ)

【補足】
筆を洗った後の筆洗の水を
流し台に流してしまうと
水分が蒸発した後に排水管の中で固まって
詰まってしまうこともあるので
筆洗の水を思いっきり薄めて流すか
しばらく蛇口を全開し
排水管の中の絵の具を流しきるなど
気を使ってみると良いかもしれません。

環境面など心配な方は
生理用ナプキンに吸わせて
ビニール袋に入れて捨てるのも
裏ワザとしてアリかな?とも思います。

アクリルガッシュとは?

アクリル絵具の仲間として
アクリルガッシュというものもあります。

アクリルガッシュは不透明でツヤの出ない絵具
普通のアクリル絵具のようなツヤツヤした
仕上がりになるのがちょっと苦手で
マットな画面が好みな方にはこちらがおすすめです。

広い面をむらなく塗るのが容易であり
一般的な「風景画」よりは「デザイン画」
「ポスター画」などに向いています。

ただ、普通のアクリル絵具で描ける
油絵のような盛り上げ効果や
水彩のような透明感を出す表現には不向きです。

ちなみに
こちらは塗りかねしすぎると乾いた時に
表面がひび割れを起こします。起こしました(:_;)
(塗り重ねすぎは控えましょう)

透明、半透明、不透明がある

アクリルガッシュには無い特徴として
普通のアクリル絵具には
チューブにある文字をよく読むと
「透明、半透明、不透明」の表記があります。

先に描いてある絵の上に
透明の絵の具を乗せるとちょっと違った
雰囲気が出せるので
いろいろと試してみると面白いですね。

絵具のフタはこまめに閉める

アクリル絵具は乾燥が早いという特徴
があるため、少し油断するとチューブの
口の部分の絵の具が乾燥してしまい
使えなくなってしまいます。

チューブから必要な分だけ出したらすぐに
フタを閉める習慣をつけるようにしましょう。
(ここは少し面倒ですが、すぐ慣れます)

筆はナイロン製が扱いやすい

動物の毛を使った筆も
使えないことは無いのですが

細い筆の場合は何度も使っていると
特に筆先が比較的早く傷んでしまい

「クルンッ」と曲がってバサバサになるため
細かい描き込みをしたいときに
とても描きづらくなります。

ナイロン製の筆は毛先がしなやかで
動物性の筆と比べると耐久性もあり
比較的丈夫で安価なのでおすすめです。

絵筆はこまめに洗うこと!

絵筆に絵の具をつけてしばらく時間が経つと
絵筆に残っている絵具が乾燥して固まります。

一度固まってしまうと、もうどうにもならず
捨てるしかなくなってしまうので
筆に絵の具が残らないようこまめにすすぎ
使い終わったらしっかりと洗うようにしましょう。

アクリル絵の具を使い初めた頃ですが
私は泣く泣く何本か捨てました。

パレットは紙パレットがおすすめ

乾燥が早く耐水性という特徴から
予想はついていると思いますが
普通のプラスチック製や陶器製のパレットだと
固まってしまい、どんなに洗っても取れません。
(削り取ることはできますがパレットが痛みます)

なので、使う場所が無くなったら
1枚ずつ剥がして捨てることが出来る
市販の「使い捨て紙パレット」がおすすめです。
(通販が手っ取り早いです)

アクリル絵具のデメリット

乾くのが早すぎる!!

せっかちでどんどん描き進めたい人には
とても便利なのですが

ゆっくりと描くタイプの人
細かい描き込みをしたい人にとっては
少々厄介です。

筆についている絵の具も
パレットの上にある絵の具も乾いてダマになり
数分もすればカチカチになってしまうのです。

そのため
描くのがゆっくりタイプの人は
時々スプレーで水を吹きかけたりして
絵の具が乾かないように工夫する必要が
あります。

 

最後に

以上が、アクリル絵具の特徴と使い方
基本編です。

なんだかとても扱いづらいように
書いてしまいましたが
私自身ゆっくり描き込みしたい方なので

実際に描く上で
ちょっとやりづらいなぁと思っている所は
「乾燥するのが驚くほど速い」
というところだけです。

人によってはデメリットではなく
また普通に使っても圧倒的に
メリットのほうが多いため

アクリル絵の具をメイン画材に
使っている人が増えているのも事実です。

なのでもし
アクリル絵具ってどうなんだろう?
気になるな、と思っているならばぜひ
この機会に、アクリル絵の具を使って
絵を描くことを楽しんでみてくださいね。

 

個展を開催するために必要な準備とやるべきこと

個展を開催するために必要な準備とやるべきこと

 

絵を描き続けていると誰でも
一度は思うことがあります。

「個展をやってみたい!!」

「でも個展なんて美術の勉強を
専門にやっていた人や美大卒業生しか
やっちゃいけないんじゃないの?」

そんなことは、ありません!!

断言します。

なぜなら私も美術を勉強したわけでもないし
美大卒業どころか美大に通ってすら
いないからです!!

子供のころから絵を描くのが好きで
ただ楽しくて描いていたただの独学、
どちらかというと
「人よりもちょっと絵が描ける」というだけです。


独学だけど絵は得意!って人、
けっこういるんじゃないだろうか?

「本当に?美大卒でもないのに
私の絵に興味ある人なんているの?」

「人よりちょっと描けるってだけで
個展なんて恥ずかしい、大袈裟だよ」

「やってみたいとは思うけど、
やり方を知らないし・・・」

でも、やらなければあなたの絵は最終的には
ただのゴミとして処分されてしまいます。

そんなのもったいないと思いませんか?


いわゆる伝統的な画廊と呼ばれるところでの
展示は素人には難しいかもしれませんが
「レンタルギャラリー」と呼ばれるところでは
実際にやってみると意外とできるじゃん!
ってことが分かります。


特に「地元から画家が現れた!!」
となって皆、思いのほか
喜んでくれるんです。


地元の公民館でスペースを借りて
無料で展示、というのもありますが

せっかくなら、素敵なギャラリーで
作品を展示して、販売もしてみましょう。


ということで、
ここでは比較的安価で、やりやすい
ごく一般的なレンタルギャラリーでの
絵の展示会、個展のやり方をご紹介します。

大まかには以下のような感じです。


【展示会前にやること】
  ・展示するための会場、日程を決める
  ・展示告知用のDM(ダイレクトメール)作成
  ・展示するために必要なものをそろえる
  ・作品の梱包をして搬入準備

【展示会場でやること】
  ・搬入
  ・展示会開始
  ・展示会終了
  ・搬出

【展示会期終了後にやること】
  ・お礼状作成


では、順を追って説明しますね。

【展示会前にやること】

搬入日に間に合うように作品を出来るだけ
描きためておくことが大事です。
展示会場を下見してどのくらいの数の
作品があれば見栄えが良くなるか
確認しておくほうが良いでしょう。

初めて展示会場を決める場合に、
展示予定の作品を含めた「ポートフォリオ」
を作成しておくと良いでしょう。

「ポートフォリオ」というのは簡単にいうと
「作品集」のようなもので、交渉の際
展示予定のギャラリーの方に自分の作品が
どんな作風でどのような展示会になるのか
イメージしてもらいやすくするために
必要なものでもあります。

【展示するための会場、日程を決める】

個展をする場合、どこで何日ぐらい
展示をするのかは重要です。

展示は一般的には、1週間の開催が多いです。
(1日単位での貸し出しをしている所もあります)

だいたい1週間(だいたい3万円~数十万円)で、
最大2週間までの貸し出しとなっている
所が多いので自分の希望に応じて
決めると良いでしょう。

同じ1週間でも価格に差があるのは
「立地条件」や「ギャラリーの形態」
などによって必然的に客数の入りが違う、
維持費や人件費を含むというのが
理由と考えられます。

安い方が悪くて高い方が良いとは
一概には言い切れません、
作家とギャラリーの相性次第です。

ギャラリーによりますが、
予約受付は予定展示期間の半年~1年前を
設定している場合が多く

・展示をして
「作品を見てもらうことが目的」か
「販売」が目的か

・会期中に在廊するのか、しないのか

・販売する場合、自分でお金の管理をするのか
ギャラリー側に委託するのか


目的によって最適なギャラリーを選びましょう。

展示スペースだけを貸しだす
「レンタルスペース」

これは
ギャラリー側の人間が会場にはおらず、
作家本人が会期中毎日在廊し、
お客様の対応をするという形態の
ギャラリーです。

販売をする場合は、あらかじめ作家本人が
自分で釣銭などの準備をしておく必要が
あります。

普段仕事をしていたりすると、
搬入搬出期間を含め最低でも一週間以上の
休みを取る必要があるので、
少しハードルの高いギャラリーです。

時間の余裕のある方には
向いていると思いますが、
ある程度販売経験のある方でないと
難しいのでは?と思います。


展示スペースを併設している
「カフェギャラリー」

こちらは、軽食を楽しむカフェスペースと、
展示された作品を楽しむギャラリースペースが
同じ空間、もしくは隣接した空間にある
形態のギャラリーです。

基本的には搬入搬出は作家側でやり、
展示期間中はギャラリー側にお任せすることが
出来る場合もあります(在廊も可)。


一般的に
作品が売れた場合にはギャラリー側が
代わりに受付をしてくれるので
釣銭の準備をする必要も無く、
普段仕事をしている人にとっては
向いているのではないでしょうか。

作品が売れた場合はギャラリー側に
10%~30%の「販売手数料(販売マージン)」
を支払うのが一般的です。


ギャラリーが貸し出している
「レンタルスペース」

こちらは、ギャラリーの中にいくつかの
展示スペースを保有し、スペースごとに
貸し出しをしている形態のギャラリーです。

広さもスペースごとに違ったり、
内装が違ったり
それに伴い料金も違うのでご自身の予算と
イメージに合ったスペースを
選ぶと良いでしょう。

基本的には「カフェギャラリー」と同じです。
在廊しても委託でもOK。数日だけ在廊も可。

同時期にそれぞれのスペースで別の作家による
作品展が開催されているので
できるだけ在廊して他の作家と
交流をしてみると、より多くの学びを
得られるのではと思います

*上記、あくまでも「一般的に」なので例外もあります。各々で契約時にしっかりと確認することをおすすめします。

【展示告知用のDM(ダイレクトメール)作成】

無事に展示会場が決まったら、
展示に来ていただくための宣伝を
しなくてはいけません。

パソコンやプリンターを使って
自分で作成したり、
業者に依頼するという方法もあります。

DM(ダイレクトメール)に
最低限必要な情報は

・展示会のタイトル、展示会の場所、
展示会期と時間、作家名、問い合わせ先、
メインとなる展示作品の写真 

展示会場の周辺地図や外観の写真があると、
初めて会場に来る方も分かりやすいですね。

DMは展示が始まる2週間~1か月前に
親戚や友人知人に配ります。
できるだけたくさんの人に来ていただくために
展示予定のギャラリーに置かせてもらったり、
ご近所やギャラリー周辺のお宅にポスティング
するのも良いのではないでしょうか?

【展示するために必要な道具をそろえる】

キャプション
作品の下にある
「作品名、作家名、制作年、画材」等を
記した紙や板です。
キャプションボードと言ったりもします。

自己流キャプションの作り方はこちら
     ↓↓
【初めての展示とペイントツールで
無理やりキャプションを作った話】
https://ya3ka-22.com/tenji-caption/activity/

ひっつきむし
キャプションを張り付けるための粘着剤

多くのギャラリーでは
展示する壁面や壁紙の保護のため、
両面テープなどを使用したり
ネジやピンで穴をあけることを
禁止している場合があります。

「ひっつきむし」とは、壁紙を傷めずに
何度も貼ったり剥がしたりができる
練り消しのような形状の粘着剤です。
「ひっつきむし 文具」で検索すると
出てきます。


ミニイーゼル
壁に掛けるほどではない
小さいサイズの絵を飾るのにあると便利です。
100均のスマホスタンドでも代用できます。

ギャラリーでは展示用の机や棚を
貸し出してくれることも多いです。
無料のところと、有料のところがあるので
確認してみるのが良いでしょう。


芳名帳・ペン
来ていただいたお客様に、名前と連絡先を
記入していただくためのものです。
展示会に来ていただいたことへの
「お礼状」と次回の展示会開催の
「案内状」を送るために必要です。


会場入り口に飾るポスター
ここで展示をしていますよ、ということを
知らせるためのものです。
迷わずためらわずに展示会場内に
入っていただくために、
これがあると親切ですね。

【作品の梱包】

作品を自分で会場に直接運ぶ場合と、
前もって会場に郵送できる場合とがあります。
これもギャラリーによって違うので
前もって確認しておくのが安心です。

自分で作品を搬入する際も、
大事な作品を傷つけないよう梱包して
まとめておいた方が運びやすいです。

【搬入と準備】

搬入したらいよいよ作品の飾りつけです。
初めての場合はギャラリーの方が
アドバイスをしてくださることもあるので
お願いしてみると良いでしょう。

一度、床に全作品を立てかけてみて、
見栄えを考えながら並べ替えた後
壁に飾っていくとスムーズに
作業が進むと思います。

まれにですが梱包材は会期終了まで
会場に預かっていただける場合もあります、
確認しておきましょう。

【展示会期中】

在廊していると、作品に興味を持ったお客様に、
どんな思いを持って描いたのか?
どういう技法で描いたのか?
どれが一番自信作か?など
質問をされることがあります。

自信をもって答えられるよう
心の準備をしておきましょう。

お客様の中には、あまり話しかけると
嫌がる方もいらっしゃいます。

ゆっくりと鑑賞していただくために、
まずはあいさつ程度にとどめておき、
何か質問があったら話しかけてもらえるよう、
ほんの少し離れた場所にいるように
するのが良いでしょう。

芳名帳に記入を促すことも忘れずに。

【搬出】

展示終了後は速やかに梱包作業を進め、
会場をもとの状態に戻し
間違っても梱包後のゴミなど
置いて行かないように
細心の注意を払いましょう。

【展示終了後にするべきこと】

個展が終わり、だいたい2週間後には
来ていただいた方にお礼状が届くように
準備を進めておきましょう。

作品が売れて、
お客様が郵送を希望されていた場合は
これと合わせて配送をすると良いと思います。


最後に・・・・・
初めて個展をやってみたい!という方にも
手順が分かりやすいよう
可能な限り簡単にまとめてみました。

作品の金額の決め方が分からない
場合もあるかと思いますが、
これはもう作家本人の主観で
自分で決めるしかありません。

ただひとつアドバイスとしては、
作品制作に使用した材料費
(画用紙、キャンバス、絵具、額縁)や

作品制作に要した労力を念頭に入れ、
その他技術料等の合計を下回らないように
設定した方が良いように思います。

それでは
良い展示会になるよう祈ってますね!!